手織りのなかの


和紙つむぎ作家「仲野とよ子」

 昭和五十年に西陣織の職に就き、その技術をもとに十年後、和紙織を考案。三年後の昭和六十三年に「和紙つむぎ」として製品販売を開始。
丈夫で柔らかく温かな感触のある和紙と織りとの融合によって織り上げる、紙布「和紙つむぎ」を広く通用出来たらと日々工夫を加え制作。
織物には織る人の心が織り込まれ、その心を粗末にせず大切に使って欲しいと願う唯一の和紙つむぎ師として作品作り伝承の為の指導などで活動する。

経歴

昭和50年 西陣織の職に就く

昭和60年 若狭和紙を仕様して「和紙つむぎ」を考案

昭和63年 和紙つむぎ製品販売開始

平成 3年 全国手工芸コンクールにて「和紙つむぎ」入選

平成 4年 全国手工芸コンクールにて「和紙つむぎ」特別賞受賞

平成10年 裂き織制作開始

平成15年 福井県観光協会にて 和紙つむぎタペストリー「ベストセレクション賞」

平成17年 福井県優良観光土産品「年間話題部門賞優秀賞」

平成20年 第二回全国裂織展にて「入選」(タペストリー)

平成23年 第五回全国裂織展にて「優秀賞」(風神雷神屏風)「奨励賞」(面)同時受賞

平成25年 大相撲行司軍配を絹織物で制作(現在大相撲で活躍中)

平成27年 更に新たに、軍配を制作中

平成28年 新軍配完成。三月場所より木村元基行司が使用。


裂織とは

昔ながらの織物ですが、着物の柄に引かれて、着物の生地を幅1cm弱に裂いて(横)糸として折り込みます。「すくい」という技法を仕様して独自の織として「遊織(ゆうしょく)」と名付けました。


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